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動物の医学 2017年9月

これって膀胱炎?

車を運転していて渋滞につかまり、トイレに行きたいが次のSAまであと1時間。

こんな時、こんなに我慢したら膀胱炎になってしまう!とゆう経験は誰しもあると思います。

僕自身は膀胱炎になったことないのですが、どうやらとても痛いようですね。
 

動物はしょっちゅう膀胱炎になります。
何回もトイレにいって排尿姿勢をとったり、血尿が出たり、最近は飼い主さんもすごく勉強されてて、「先生〜うちの子膀胱炎だから薬だしてちょうだい」と言われたりすることもあります。 

 

しかし、この膀胱炎っぽい症状は実は他の病気かもしれません。 

 

まぎらわしいのはおしっこがうまく出せない排尿障害とゆう状態。
尿道は一本道のため、何かしらで詰まったりすると出したくても出せなくなります。
こうなると尿道閉塞になり、そのままだと
1日で腎不全、場合によっては死んでしまうこともある恐ろしい病気(状態?)なのです。 

 

また、なんで膀胱炎になっているかもとても大切です。
ストレスですねーって全部言えたら楽なのですが、膀胱炎症状の原因は様々です。
多いのは細菌感染ですが・・。
ほかには尿路結石や、腫瘍ができて
なんてこともあります。 

 

膀胱炎恐るべし・・でも大丈夫。
超音波検査
&尿検査でほとんどの原因はわかります。
腎臓
や尿管の状態もあわせて評価することで健康チェックは万全です。 

 

 

 

たかが膀胱炎、されど膀胱炎、普段のおしっこの仕方や回数にちょっと気をつけてみて、早めに異常に気づいてあげましょう。
病院におしっこ持参でこれると上級者です 

 







犬猫の食物アレルギー

 うちの子なんだか体をいつも痒がる・・・そんな症状はありませんか? 

 

 皮膚が痒い、という症状からは、細菌感染、寄生虫感染、アレルギー等様々な病気が考えられますが、今回はその中の食物アレルギーについてお話ししたいと思います。 

人と同じように、犬猫にもアレルギーを持っている子は多くいます。 

 

 特定のものを食べた直後に体が痒くなる、といった症状であれば分かりやすいですが、いつも少し体が痒そう、何度も外耳炎を繰り返している、便がやや緩め、といった症状にもアレルギーが関与していることがあります。 

 

 昔から同じフードしかあげていなくても、蓄積されてアレルギーが発症するケースも少なくありません。 

 

 食物アレルギーを疑う場合、病院ではアレルギー検査等を行うこともできますが、試しにフードを変更してみるだけで症状が落ち着くケースも多いです。 

 ちなみに犬で一番多いのは牛肉アレルギーです。
市販のフード
やおやつでかなり多く使われているタンパク質なので、今あげているフードに入っていることも多いのではないでしょうか。 

  

犬猫にとって痒みは大きなストレスです。
体質だから、と諦めずに、少しでも気になる症状がある方ぜひお気軽に当院のスタッフにご相談ください。 

 

ちなみに病院では皮膚疾患の子用のフードだけでなく、数多くのフードを用意しております。フードの相談だけでも大歓迎です。

一緒にベストなごはんを探してみましょう。

 

 

 



 

 


犬の白内障

犬の白内障chick

愛犬と触れ合っている時、眼が光の加減で濁って見えたりしませんか?
 

眼の水晶体の一部ないし全部が白く濁ってしま病気のことを“白内障”といいます。 

 

症状としては、水晶体が白濁するために視力が低下しふらふらと歩いたり、しょっちゅう物にぶつかったりします。
白内障が重度に進行すると、水晶体が破壊され
ひどい炎症を起こしてしまこともあります。 

 

原因で一番考えられることは、老齢によるものです。
他には先天性・外傷・糖尿病・中毒などが挙げられます。
 

 

治療としては内科治療が主ですが、病気の進行を遅らせることを目的としており、白内障の症状が著しく改善されることは少ないようです。
外科治療もありますが、今のところまだ一般的な治療法とはなっていません。
 

 

症状が進行し完全に視力を失ったとしても慣れれば家庭内での行動は以前とあまり変わらず行えるようです。
しかし以前よ
りも不自由になるでしょうから家庭内のサポートが不可欠になるでしょう。 

 

白内障の進行を遅らせる点眼もございます。 

早期発見のために、定期的に身体検査を受けることをお勧め致します


 


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