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動物の医学 2019年6月

できもの、しこりを見つけたら...細胞診検査ってなーに?

できもの、しこりを見つけたら…細胞診検査ってなーに?

 

細胞診検査とは、病変部(しこりや内臓など)から細い針で細胞を採取し、細胞の形を観察することで診断をする検査です。

 

この検査は、ほとんどの場合確定診断には至りません。

バラバラの細胞だけでは、できものの全体像や、周りの組織との関係性などが観察できないからです。

また、細い針を使うため、狙った細胞を取れないこともあります。

例えば、大きなおにぎりの中に梅干しが入っていて、お箸を1膳刺したとしても、梅干しに当たる確率は100%ではありませんよね…

 

でも!この検査は基本的に全身麻酔をかけずに行うことができます。

また、体の部位、できものの大きさを問わず検査できます。

麻酔や出血によるリスクが低く、ワンちゃんネコちゃんの負担が少ない検査です。

さらに、それ自体が腫瘍か否か、悪性か良性かを判別することを得意としています。

 

できものやしこりを見つけたら…

すぐに取った方が良いものか? 様子を見ていて良いのか?

まずは負担の少ない細胞診検査で調べてみましょう。

また、体のできものや異常を早く見つけるには、スキンシップが大切です。

日頃からたくさん触ってあげましょう!

 




 


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