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動物の医学 誤飲: 2018年3月

犬・猫の誤飲について

異物

犬、猫では異物による嘔吐もよく見かけます。
犬では、口に入る大きさのものであれば、どんなものでも飲み込む可能性があります。

猫でも、スポンジや消しゴムといったものから、リボンや糸などを飲み込んでいる事もあります。

胃の中でとどまっている場合には、食欲が変わらなかったり、定期的な嘔吐しかでないこともあります。
しかし、腸に異物が入っていった場合は、強く症状が出る事が多いです。

異物により腸が閉塞しかけたり、完全に閉塞をすると、ひどい嘔吐や、ぐったりしたり、発熱する事もあります。
特に閉塞状態が起こると、腸が壊死を起こし始め、場合により、そのまま亡くなってしまう事もあります。

胃の異物であれば、内視鏡で取り出せる事もありますが、ものによっては開腹手術になることも多いです。
にある場合は基本的には開腹手術をおこないますが、腸の状態によっては腸を切除してつながないといけないときもあり、大きな手術になることもあります。

異物は身の回りにあるものがほとんどなので、普段から手の届かないところにしまっておくか、おもちゃなども必ず片付けるように心がけてください。




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