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動物の医学 豆知識: 2018年10月

猫ちゃんの来院時のストレスを減らすために

おうちの猫ちゃんが具合が悪」「そろそろワクチンの時期「爪切りをしてほしい」など 

動物病院へ連れて行かないといけないというときに、
飼い主様の頭を悩ませるのは
病院へ連れていくことの大変さではないでしょうか。 

 

病院好きな猫ちゃんは少ないと思います。 

病院へ行くというのを言ってもいないのにそれを感じ取って隠れてしまったり、
キャリーケースの音がしただけで逃げてしまったり。いざ捕まっても入れるのに大格闘。
飼い主様がけがをしてしまうこともあります。 

そんなストレスを減らすための方法を参考までに書きたいと思います。 

 

キャリーケースをストレスを感じる場所から落ち着く場所に変えるために・・・ 

日頃からキャリーを見えるところに置いておく 

キャリーの扉は開けておく 

お気に入りのタオルや毛布などを入れておいて、寝床として使ってもらう 

〇キャリーの中や近くでごはんをあげる。 

おやつ、おもちゃを入れておく 

〇子猫のときから、キャリーに入れて病院ではない場所へ短い移動をする。 

 

 

最適なキャリーケースとは・・・ 

〇プラスチック製のもの。 

 丈夫かつ汚れたときに掃除がしやすい。 

上の部分か前面が開くもの 

上下に分かれて外せるもの 

 上部を外すことで、落ち着く場所であるキャリーに入ったままでも診察ができ 

多頭飼いのおうちは、一頭につき一つキャリー 

お勧めしないキャリー


 オススメキャリー!
 

その他にも・・・ 

移動の10から15分前にキャリーケースにフェロモン製剤(フェリウェイ)をスプレーする。

〇キャリーケースは動かさないように水平に持ち運ぶ。 

〇キャリーケースにタオルをかける。落ち着く効果と待合室でほかの猫ちゃん目をあわせないで済む。 

 

すぐに効果が出るものばかりではありませんが、試してみてください! 

飼い主様も猫ちゃんも感じる来院時のストレスを少しでも軽減できるように、
当院も猫ちゃんにやさしい病院づくりをしていきたいと思います。
 

 

 

 

 


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