動物取扱業
事務所の名称
東浦和動物医療センター
ドルフィンアニマルホスピタル
事業所の所在
さいたま市緑区東浦和7-5-2
登録に係る動物取扱業の種別
保管
動物取扱責任者の名前
荒島紘一郎
登録番号
900
登録年月日
2021年2月16日
登録更新年月日
有効期限の末尾
2026年2月15日
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動物の医学
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犬や猫にも糖尿病Ⅰ型Ⅱ型ってあるの?
身近な人でも「糖尿病予備軍」なんて言われて耳にする機会が多いこの病気ですが、
ヒトだけではなく犬や猫も同じように発症する病気です。
ヒトではよくⅠ型、Ⅱ型といいますが、この違いわかりますか?
また、わんちゃんや猫ちゃんはどちらの型なのでしょうか
まずはⅠ型とⅡ型の違いから
日本人の約95%はⅡ型の糖尿病と言われています。
Ⅱ型糖尿病は 遺伝的に糖尿病になりやすい人が、肥満・運動不足・ストレスなどをきっかけに発病します。
インスリンの効果が出にくくなったり、分泌のタイミングが悪くなったりします。
生活習慣の見直し行うと改善したり、インスリン注射が必須ではありません。
残りの5%のⅠ型糖尿病は膵臓のβ細胞が壊れてしまい、まったくインスリンが分泌されなくなってしまいます。
インスリンを体外から補給しないと生命に関わるため、インスリン注射を欠かしてはなりません。
Ⅰ型は子供や若い人に多く、Ⅱ型は中高年に発症することが多い病気です。
では、犬や猫はどうでしょうか。
猫の8割はⅡ型糖尿病と言われています。
日本人と同じようにⅡ型の方が圧倒的に多いんですね!
犬はどうでしょうか・・・?
実は犬はどちらの型だか不明なことが多いようです。
ほとんどは猫や日本人と同じようにⅡ型から発症したものと推測されるようですが、
実際わんちゃんが具合が悪くなって病院に来る頃には病状が進んでいるため、
Ⅰ型と同じようにインスリン注射が治療には欠かせなくなります
日ごろから規則正しい食生活と適度な運動、ノンストレスを心がけて
私たちも大切なワンちゃんネコちゃんも一緒に健康維持をしていきたいですね
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糖尿病について
〜糖尿病〜
☑ 最近こんな症状はありませんか?
□ 水をたくさん飲む
□ 尿をする回数が多い
□ たくさん食べているのに痩せてきた
□ 眼球が白くにごる(白内障:犬の場合)
これらの症状が当てはまると……糖尿病かも!?
糖尿病とは、すい臓のインスリン分泌が不足したり、インスリンがうまく細胞に作用しなくなったりすることで、血糖が細胞で利用されず、血糖値の高い状態が続く病気です。
血糖値が高くなると、尿中にブドウ糖が出てしまうため、糖尿病と呼ばれます。
糖尿病の主な治療方法は
犬:「すい臓のインシュリンの不足」がおもな原因です。
インスリンを作れないので、インスリンの投与が不可欠です。
血糖値をコントロールするために食事療法も重要です。
猫:「インシュリンの働きが不十分」がおもな原因です。
体重を減らしてあげるだけで改善する場合もあり、インスリンの投与が必要でないケースもあります。
適正体重の維持と血糖値コントロールのため、食事療法が重要です。
わんちゃんの場合、メス犬の方が糖尿病にかかりやすく、特に避妊手術をしていないメス犬が発症しやすいです。
ねこちゃんの場合、オス猫の方が糖尿病にかかりやすく、特に肥満のオス猫が発症しやすいです。
わんちゃんは避妊手術、ねこちゃんは体重管理をすることで糖尿病になるリスクを下げることができます。
症状が当てはまる場合は、早めに受診をしましょう。