わんちゃんとねこちゃんに多い目の病気について
今回はわんちゃん・ねこちゃんによく見られる目の病気についてお話しします!
🐶わんちゃんに多い病気 <ベスト3>
No.1白内障
水晶体の一部または全体が白く濁る病気です。高齢犬に多く見られ、進行に伴い視力も低下します。
No.2結膜炎
逆さまつ毛・前足で目をこする・顔を床にこすりつけるといった外部刺激や、細菌感染・ウイルス感染が原因となり、結膜やまぶたの充血・腫れ・涙・目ヤニが見られる病気です。
No.3ドライアイ
涙の分泌が少なくなることで発症する病気です。ひどく目ヤニが出たり、悪化すると角膜に傷や穴ができてしまうこともあります。
🐱ねこちゃんに多い病気 <ベスト3>
No.1 白内障
猫の白内障は犬に比べると少ないですが、多くの場合、糖尿病などの内分泌疾患と関連しています。
No.2 結膜炎・角膜炎
物理的刺激や細菌・ウイルス感染によって、結膜の充血・腫れ・目の痛み・涙・目ヤニ・角膜の白濁といった症状が現れます。
No.3 網膜萎縮
光を感じる網膜の細胞が変性して薄くなる病気で、遺伝的要因や栄養不良(特にタウリン不足)が原因となることが多いです。視力障害を引き起こし、進行すると失明に至ることもあります。
<予防のポイント>
①結膜炎・角膜炎を防ぐために、目への物理的刺激を取り除きましょう。(目周りの毛のカット・逆さまつ毛の処理・マイボーム腺腫の除去・爪切りなど)
②白内障は、初期の段階で進行を遅らせる目薬を使用することが効果的です。(獣医師の指示に従って点眼しましょう)
③ドライアイでは涙腺異常以外の原因も考えられるため、冷暖房の風が直接目に当たらないように配慮し、乾燥を防ぎましょう。
④視力が低下している場合には、誤って目を傷つけてしまわないよう周囲の環境に注意を払いましょう。
わんちゃんやねこちゃんは自分で症状を伝えることができません。
日頃から注意深く観察し、いち早く異変に気付くことや適切な対応を心がけましょう!