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ドルフィンアニマルホスピタル東浦和院

埼玉県さいたま市緑区東浦和7-5-2
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診療時間毎週木曜日・毎月第三火曜午後休診

 
9:00〜12:00
16:00〜18:30

…毎月第三火曜日午後は休診日です。

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Cardiology

循環器内科

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動物の寿命が伸び、わんちゃん・ねこちゃんにも心臓の病気が増えてきました。なかでも小型犬は、加齢と共に心臓病になりやすい傾向にあります。

今や心臓病は、ガンや腎臓病に並ぶ「わんちゃんの3大死因」の1つと言われています。

心臓の機能と役割

犬と猫の心臓は4つの部屋に分かれており、それぞれ左心房・左心室・右心房・右心室と呼ばれています。
肺から酸素を得た血液は左心房に流れ、その後は左心室→大動脈→全身→各臓器→静脈→右心房→右心室→肺動脈→肺の順に循環し、酸素交換を行います。

心臓には生命の維持に必要な血液を全身に送り出すポンプの役割があり、動物にとっては最も重要な臓器です。

こんな症状に注意

  • 『コホッ、コホッ』や『コン、コン』といった咳をする。
  • 喉に物が詰まったような仕草をする。
  • 呼吸が早く苦しそう。また、舌が紫色になる。
  • 散歩中に突然立ち止まり歩きたがらない。また、運動を嫌がる。
  • 運動した後や興奮した際に倒れる。
  • 体がむくんでいたり、お腹が膨れている。

心臓病ひとつとっても、僧帽弁閉鎖不全・三尖弁閉鎖不全・動脈管開存症・心房中隔欠損・心室中隔欠損・肺動脈狭窄症・大動脈狭窄症・フィラリア症・肥大型心筋症・拡張型心筋症など、病態は様々。
適切な治療法を見つけるため、レントゲン検査や心電図検査、超音波検査等による確定診断はとても重要です。

心臓病を悪化させないためにできること

もしもおうちの子が心臓病と診断されたら、以下のことに気をつけましょう。

激しい運動や
興奮させるような行動は控える

心拍数が上昇すると、心臓に大きな負担がかかります。

肥満防止

脂肪が増えると毛細血管も増え、心拍数の増加につながります。

温度/湿度変化のない
環境を整える

急激な温度/湿度の変化は血管の収縮や拡張を引き起こし、心臓に負担をかける事になります。

食事管理について

心臓病の動物は、食事に含まれるナトリウム(塩分)を制限する必要があります。塩分を摂取すると飲水量が増え、体に水分が蓄積されます。その影響で心臓に負担がかかり、循環が上手くいかなくなると浮腫みや腹水貯留を引き起こすこともあります。

塩分とは異なり、ビタミンB群を多く含む食事の摂取は推奨しています。
これは、心臓病治療薬の影響で尿中に多く排泄されてしまうビタミンを補う他、栄養補給にもなるからです。また、正常な心機能の維持に役立つタウリンやカルニチンの摂取もおすすめです。

心臓病は定期的な検査を実施し、その時の状態にあったお薬を飲むことが大切だと言われています。そのためには、早期発見が重要です。
雑音の聞こえない心臓病が存在したり、症状の出にくい病気もあるため、若いうちから定期的な健康診断を行うようにしましょう。

心臓病を発症しやすい犬種
  • キャバリア

  • シーズー

  • マルチーズ

  • ポメラニアン

  • チワワ

  • トイプードル