動物愛護週間に向けて ~動物福祉を考えよう~
動物福祉とは「動物の幸福に配慮したよい生活」を指す用語で、別名「アニマルウェルフェア」とも言います。
人と暮らす動物は、生きていくために必要な欲求を自らの意思で満たすことができません。
そのため、私たちには家族である動物の基本的な欲求を満たし、できる限り快適に過ごせるような環境を整える責任があります。
今回は、動物福祉の基準である『5つの自由』を見直してみましょう。
① 飢え・渇きからの自由
動物種や年齢、健康状態に応じた適切なフードを選択し、必要量を満たすごはんをあげましょう。
また、新鮮な水がいつでも飲めるようにしておくことも必要です。
② 不快からの自由
清潔で安全な場所を用意し、動物が快適に過ごせる環境を整えましょう。
③ 痛み・負傷・病気からの自由
ケガや病気の場合には、適切な治療を受けさせましょう。
また、日頃から病気の予防を心がけ、健康状態をチェックしておくことも大切です。
④ 本来の行動がとれる自由
それぞれの動物の本能や習性を知り、動物本来の行動がとれるよう、生活環境や接し方を工夫しましょう。
⑤ 恐怖・抑圧からの自由
動物が恐怖や抑圧を受けないように、また、精神的な苦痛や不安の兆候を示さないよう、適切な対応をとりましょう。
家族である動物たちが心も体も健やかに過ごせるよう、我が子についての知識や理解を深めてくださいね。