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動物の医学 4ページ目

口が臭い・・・!もしかして歯周病?!

愛犬の口のニオイを嗅いでみると、なんと生臭さが…何てことはありませんか・・?

この症状は歯周病が進行している証拠です。
食事の後には歯や歯茎に食べかすが残ります。
この食べかすに細菌が付着し繁殖したのが歯垢です。
細菌の塊である歯垢は強い臭いを持つので口臭とされています。


私(看護師関口)の愛犬ちくわ君。




毎日ガムを食べさせていましたが 歯磨きはたまにするくらい、、、

そのため歯には歯石が付いています。



かなり口臭がきついので外科的処置をしました。

外科的処置をしたちくわ君の歯は真っ白に、そして口臭も軽減されました。  





ワンちゃんは歯垢から歯石になるのが3日もかからないと言われています。
ワンちゃんが歯周病を悪化させてしまったために食事がとれなくなったり、 炎
症を起こした歯肉から細菌が入りやすくなったために 腎臓や心臓、肝臓に致命的な症状を起こすケースは少なくありません。

ワンちゃんにとって歯周病はたいへん怖い疾患です。

この歯周病は3歳のワンちゃんの8割は持っているとされている疾患です。


小さいうちから歯磨きを!
ついてしまった歯石は先生に相談しましょう( `ー´)ノ
また、手術をした後は歯石が付きやすくなってしまいますので手術をした後のケアがとても大切です。


人と一緒で、なくなったら戻らないものなので飼い主がしっかりケアをしてあげましょう。

Zoonosis 人獣共通感染症って??

Zoonosis 人獣共通感染症って??



ワンちゃんネコちゃんの病気が人間にも 感染する恐れのある病気のことです!
たくさんあるので今回は有名なところを ご紹介します(*’▽’)



「疥癬(かいせん)」
疥癬とは、ヒゼンダニというダニの一種が人の角質層に寄生し、人の肌から肌へと感染する皮膚疾患です!
ワンちゃんネコちゃんが疥癬という皮膚疾患に感染した場合、人にも接触感染するので気を付けましょう☆
通常の疥癬の症状はきわめて強いかゆみと皮膚の丘疹、結節を起こします。





「皮膚糸状菌症」
真菌の一種である皮膚糸状菌が感染することで発症する病気のことです。
基本的に接触感染で起こります。
症状は感染部位によって異なってきます!

予防法!(^^)! 他の動物から菌をもらわないよう、動物を触ったらしっかりと手の洗浄を行うことです!





「トキソプラズマ症」「カンピロバクター症」
感染する原因の一つは糞便が手に付着し何らかのルートを通じて口に入ることです。
また、たとえ直接糞便に接触しなくてもオーシストが付着した野菜や水を摂取することで感染することもあります。
もう一つは汚染された食肉を加熱処理しないまま食べることです。
食肉そのものだけでなく、包丁やまな板など、肉と接触したすべてのものが感染源となります。

予防*調理の前後にはよく手を洗う。
   野菜や果物は水でよく洗ってから食べる
   肉類は十分に加熱して食べる
   妊婦は生肉を取り扱わない
   ちなみに、トキソプラズマ症は冷凍で不活化できますがカンピロバクターは60℃以上の加熱でのみ不活化が可能


身近に病気は潜んでいます。。
しっかりと予防しましょう★!


犬の椎間板ヘルニア

<犬の椎間板ヘルニア>

椎間板とは背骨の1つ1つの間にあり、クッションの役割をしているものです。
その椎間板が激しい運動や肥満など、何かしらの原因で本来あるべきところから飛び出したり、ずれることで神経を圧迫する病気を「椎間板へルニア」と呼びます。

原因は…椎間板の老化や、無理な運動、運動による衝撃などがあげられます。
具体的には階段の上り下り、フローリングで滑ったり、高いところから飛び降りたりなど、背骨に急激な負担がかかることが原因となります。

症状は…元気がない・歩き方がおかしい・足を引きずる・背中を触ると痛がる・排便、排尿困難などといった症状がみられます。

治療は…お薬と安静による内科療法 、手術による外科治療

なりやすい犬種…ダックスフンド・ペキニーズ・コーギーなど ダックスフンドが特に起こりやすい理由はすなわち足が短いからです。
胴長・短足という体型が色々な体勢の時に背骨に負担をかけやすいです。

予防は…椎間板ヘルニアを発症しやすい犬種では、激しい運動はなるべく控えるようにしましょう。

フローリングの床であればカーペットを敷いたり、階段やソファーの上り下りをさせないようにする、抱っこの仕方に注意する、などなるべく腰に負担をかけないようにすることも大切です!!!

また食事管理を徹底し、肥満防止に努めることも大切です\(^o^)/

コロ助heart



犬・猫のシニア期

~シニアについて~

人が高齢化社会のように、動物たちも昔に比べ平均寿命が延びてきています。

ですが、犬・猫は人よりもかなり早いスピードで年を取っていきます。
1歳を迎える頃には、人の年齢にするとだいたい20歳だそうです。

だいたい7歳を過ぎる頃からシニア期の始まりです。
【食べているのに身体が痩せてきた,白髪が出てきた,目が白くなってきた,寝ている時間が長くなった,夜鳴きをする,排泄を失敗してしまう,呼んでも気付かない など】



犬・猫は朝陽を浴びて体内時計を調節しています。
日光浴をさせて、昼夜逆転しないように心がけましょう。

その他にも、フローリングは滑るのでカーペットやマットを敷いてあげたり、ベッドの近くにトイレを置いてあげたり、
ケガなく快適に過ごせるように工夫してあげるといいと思います。


食事が進まない時には、傍について声をかけてあげてスプーンや手からあげてみたり、ぬるま湯でふやかして嗜好性を高めてあげましょう。

自分の力で食べることはとても大切なことです◎

このシニア期に大事なのが、愛犬・愛猫の日常の小さな変化に気付いてあげることです!


健康であることを確かめるためにも、年に2回ほど動物病院に連れて行き、健康診断をしてあげましょう。


そしてその子に合ったフードを食べさせてあげることが重要です。


普段の生活や介護のことなど、ご不安なことがございましたらお気軽にご相談ください。





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